2種類ある口腔ケア

介護で行う口腔ケアは健康的な日常生活を送るために、口の中を清潔に保つことと口周りの筋肉と舌などを鍛えることを意味します。

口腔ケアの重要性は近年再認識されていて、全身の身体機能の維持と向上に繋がるといわれています。

そのため正しい口腔ケアの知識は介護職員以外にも、介護される人の家族も知識を身につけておくと便利です。

日本口腔ケア学会の定義として食事をしたり健康を保つために、口腔ケアはただ口の中を清掃することだけではないと提言しています。

口は加齢による衰えや病気などで食べることと話す機能や、呼吸することと表情をつくる機能が低下することがあります。

そのため口の機能を良好に保つために口腔ケアは重要で、健康維持とその促進の役割を高めるためにマッサージやリハビリを舌や唇、頬などに施します。

生活の質を高める口腔ケアの種類は器質的口腔ケアという口内を清潔に保つためのものと、機能的口腔ケアという口腔機能の筋肉の低下を防ぐものがあります。

誤嚥性肺炎などの予防に繋がるのが器質的口腔ケアで飲み込む機能の低下を防ぐこともできます。

機能的口腔ケアは加齢による歯周病や粘膜疾患などに対して、高齢者は抵抗力が落ちてかかりやすいため日頃から実施する必要があります。

また機能的口腔ケアは口腔機能が問題なく働くために、口周りの筋肉の動きを向上させるために施します。

そして筋肉を鍛えなければ衰えてしまうので日頃から継続して実施します。

具体的な方法は口腔内と口周辺のマッサージや嚥下体操などです。